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清家農園みかん山通信(118号)平成29年1月号気分は若いつもりでも、ついに昨年の秋から膝痛が始まり、認めたくない、でも痛い、と無駄で馬鹿げた思いの日々。体力面の老いを感じざるを得ない去年今年ですが、若い芽は確実にぐんぐん延びていっています。一番年少の4歳の孫は「ばあば大好き」と言って一緒にお風呂に入り、母親から仕込まれた「寿限無」を聞かせてくれますが、じきに大きくなり私を見下ろす程の大男になるのでしょう。こうして連綿と続けられてゆく命の連鎖。ささやかで平凡ながら、幸せをしみじみ感じたお正月でした。しかし、家族が引き裂かれ、一族郎党の集いが叶わなかった人々に心を寄せると、この小さな幸せが、実は得難い貴重なものなのではと、気が付きました。病気、地震、津波、放射能、戦争、テロ 日本中、世界中でどれ程多くの人々が辛い新年を迎えたのだろうかと思いを馳せながら、布団の片付けや大洗濯に追われ、大量の洗濯物を干していると倉庫裏の竹藪から時折「ポンッ!パン!パシッ!」と竹が裂ける音がしてきます。暖かいとは言え「寒の入り」なのです。時は止まることを知らずに今年も刻々と過ぎて行きます。齢を重ねてくると、いつ何時何が起こるかリスクは高まるばかりですから、悔いが残らないようワークライフバランスを考えて、もう少しライフを大切にしたいと思います。今年はもっと本を読み、名画のビデオを観たい。せめて週に1度は運動をし、体を動かしたい。テキサスに住む旧友に会いに行きたい。 途上国の子供へのマンスリー援助をもっと沢山の人々に理解してもらえるよう頑張りたい。豊かさに慣れすぎた日本の子供達に、如何に恵まれているかを体験出来るよう、カンボジアスタディツアーを今年もやりたい。歳だと言いつつ結構欲張っています。 そういえば昨年の善一のカンボジア引率珍道中報告まだでした。昨年7月。高校生男女各1名と70歳を目前にした夫善一、愛媛県隣町出身地雷処理の高山さん宿舎を目指して出発。タイのバンコクに到着。迷いながらもホテル着。まず青年海外協力隊員の活動現場での研修をすべく愛媛県出身の調整員に電話するも通じず、日本の私にTel有り。 私、仕事を放ってパソコンにしがみつき日本とタイのJICAに電話とメールをしまくり、結論を言えば高校生がラインを上手に利用して連絡がつき、現場に向かうもハプニング続出、親切なタクシーのおばちゃんに助けられ無事研修修了。お世話になった調整員と夕食を共にしたそうな。明朝5時バンコク発。乗合ワゴン車でカンボジア国境に向かう。国境でお迎えの高山さんの車に乗り換え、いよいよ高山さんの本拠地タサエン村に向かいます。 まだまだ話は続くのですが、紙面が尽きました。2月号に続きます、どうぞお楽しみに! 2月は伊予柑、はるみがお薦めです。 集い来て十一人の初笑い |