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清家農園みかん山通信(57号)平成18年12月

 みな様、早、師走となりました。まるでフイルムの早回しの様なスピードで月日が過ぎて行きます。あれもしてない、これも片付いてないと、毎年懲りずに繰り返しては年を重ねています。皆様の一年は、どの様な一年間でしたでしょうか?辛い事、悲しい事、嬉しい事、楽しい事、時はすべてを受け入れて過ぎて行きますね。今年はみかん取りが捗っています。と言いたい処ですが実はみかんが全くもって不作であります。昨年はほとんど鳥の被害もなく「少しは鳥が食べてくれたらいいのに」と冗談を言った位でしたが、今年は目白やヒヨドリ、カメムシ、狸までもがせっせと手伝ってくれるので、何と早生みかんの収穫昨日12月5日終了。我が清家農園、前代未聞のことです。善一曰く「三十数年みかん作りしてきて一番の不作だ」  
考えられる理由として
1・今年は全国的に(日本の陸地の西側に位置するみかんのおいしい産地)はおしなべてみかんの不作年である
2・@一昨年の台風、昨年夏の旱魃、初冬の寒波による強風の波状攻撃を受けた。
  (我が家の場合は数箇所のみかん山の内一園はほとんど全滅)
  A地球の気候が荒々しくなり以前では考えられなかった規模の強風、旱、大雨に頻繁に襲われるようになった。
3・古木となったみかん山を改植して幼木となった為収穫量が激減した。
 等があげられますが、唯、手を拱いている訳にはいきません。栽培方法を変えたり温暖化に適応した品種に更新したりと対抗策を打ってはいるのですが、そのすべてを以てしても自然の大きな力の前では無力に近いことを思い知らされます。
それでも百姓は、来年こそは、々と次の年に希望を託してみかんや米や野菜を作り続けます。百姓は諦めがいいのでしょうか、それとも楽天家なのでしょうか?恐らくその両方なのでしょう。「それにしてもみかんが成ってないなぁ、ワーキングプアー、格差社会の言葉が身に染みるね。」と嘆きつつも、「今日は池の鴨が2羽きりだな」「今日の海の色は神秘的だね。九州がはっきり見えること」「ワォーッ、レンブラント光線(雲の隙間から射す太陽光)最高の出来!」などとささやかなことに充分満ち足りた気分になってしまう清家農園のスタッフ(善一と恭子とみかん採りの手伝いの友達)です。この美しい自然の移ろいをただで(みみっちい考えですかねぇ)思う存分観せてもらうという大きな贈り物があるので何とかやっていけるのかなぁと思っています。それと家族ですね。昨夜九州の小倉に住む孫(5歳)から「サッカー大会でシュートを決めて勝ったんだよ」と電話がありました。
「近かったら応援にいきたかったなぁ」早速米やみかんを送ることにしましょう。誰に似たのかちょこまかと忙しい今治の1歳7ヶ月の孫の電話口での『ごにょごにょ』も可愛いの一語です。来年は孫も増えそうです。楽しみが膨らんできます。必死で仕送りをし続けたのに就職浪人中の呑気な次男のことを考えると頭が痛いのですが我慢して見守りましょう。なんか来年はいい年になりそうな気がしてきました。
皆様もどうぞ良いお年を!!

冬ぬくし孫の手紙の鏡文字