清家農園みかん山通信(106号)平成27年1月号
謹んで新春のお慶びを申し上げます。皆様、穏やかでお健やかな新年を迎えられたことと存じます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。今年も我が家は2歳半7歳(2人)9歳の4人の孫達が帰省してきました。一番年長の野球少年の孫は中学生となり今年の帰省はパス。昨年までのお正月はじいちゃんと将棋を指していた彼も、友達と過ごすほうが良くなったのでしょう。いつかこの日が来る、とは思っていたのですが、いざ現実となると、ジィちゃんは「来ない奴にはお年玉をあげん!」と無駄な抵抗をしつつ、寂しそうでした。その代わり2歳半のあっくんが吉本新喜劇顔負けの大活躍。ジジとババは抱腹絶倒。免疫力がぐんとアップ。クルマ大好きのあっくんはトラックに乗せてくれるジイジが大好き。ジイジの相好は崩れっ放し。1年生2人と3年生の女の孫達は来る度に大人びて少女めき殺風景なジジババの家を束の間華やかにしてくれました。二日には足摺岬に行ってきました。愛媛県南部の我が家と高知の足摺は目と鼻の先と思われるかもしれませんが、どうして々遠かった。息子と娘が運転をしてくれたので、ジジババは助手席でのんびり座っていればよかったのですが、暮れの修羅場仕事を終えたばかりの身には結構きつい距離でした。言い出しっぺの息子は黙っていましたが娘は「来年はもっと近場にしようね」と言っていました。とは言え労働の日々を忘れさせてくれた楽しいひとときでは有りました。一泊したホテルは設備こそ古めでしたが従業員が皆、今まで泊まったどのホテルよりさり気なく感じがよく、予約をした息子は「ネットでの口コミが良かったからこのホテルに決めた」と言いました。さもありなん。「やはり何でも人だね」と家族で話したものでした。このような従業員はどのようにして教育したのか教えて貰いたいと思いました。孫も去り、4日からは9日に搾るジュース用みかんの選果作業が始まりました。6トン近くのみかんを選果するにはなかなか根気が要ります。「今年も働け働けの毎日かしらね」と私が言いますと、今年からは、楽になるようもっと雇用を増やそうとの夫の返事。働いてくれる人を探すのも大変なのですが何とかなるでしょう。七草粥の今日もまだ年賀状が届きます。昨年末も私の能力を超えた仕事の毎日で、年賀状を書く時間など有らばこそでした。ここ十数年ほとんど年賀状を書けていませんが、毎年懲りずに年賀状をくださる皆様に心のなかで詫びつつ、恥知らずにも喜んで賀状を読んでいる私。皆さんごめんなさい。共和党に大敗し任期も残り2年となりレームダックと見下されたオバマ大統領がキューバとの国交正常化の交渉を始めることを決めました。何も失うものが無くなったオバマ大統領がやりたかった事が出来る様になったのかもしれません。お隣同士仲が良いに越したことはありません。集団的自衛権、特定秘密保護法など恐ろしい事ばかりにうつつを抜かしているどこかの国のアベノミクスさんにも、お隣やご近所さんと仲良く出来る様学んで欲しいものです。まだ自分がレームダックではないと思い込んでいる私達夫婦、やるべき事、やりたい事は山ほどありますが、今年こそは仕事も遊びもゆったりと余裕を持って楽しむゆとりを持ちたいと願っています。
2月はポンカン 伊予柑 ネーブルです。ジュースの予約も承っております。
片言の御慶より受く老いの幸