ホーム 2024 (令和6年) 2023 (令和5年) 2022 (令和4年) 2021 (令和3年) 2020 (令和2年) 2019 (平成31年) 2018 (平成30年) 2017 (平成29年) 2016 (平成28年) 2015 (平成27年) 2014 (平成26年) 2013 (平成25年) 2012 (平成24年) 2011 (平成23年) 2010 (平成22年) 2009 (平成21年) 2008 (平成20年) 2007 (平成19年) 2006 (平成18年) 2005 (平成17年) 2004 (平成16年) 2003 (平成15年) 2002 (平成14年) 2001 (平成13年) 2000 (平成12年) 1999 (平成11年) 1998 (平成10年) 1997 (平成9年) 1996 (平成8年) 1995 (平成7年)

清家農園みかん山通信(42号)平成16年3月号

 はらはらと舞い散る桜吹雪ならぬ梅吹雪とともに2月はさっさと逃げて行きました。粗悪品の脳を叱咤激励しつつも「何処まで続くぬかるみぞ」という思いで減農薬の認証書類と青色申告のパソコン地獄の中で、こけつまろびつしているうちに、春は今年もまた律儀に訪れてきてくれました。自然の営みの正直さには頭が下がります。♪春は名のみの風のさむさや〜♪と言う好きな歌がありましたが、皆様お元気でしょうか?     
 認証の書類と青色申告をやっと提出し終りました。頭の上の重石が取れたような気分です。心の中で万歳三唱してしまいました。蜜柑山の仕事もせずパソコンにしがみ付く日日には辛いものがありました。でも新しい事を覚える楽しさもありました。まだ吉田町国際交流協会の県への補助金申請の決算書作りが残っていますが認証と青色に比べればかーんたん??なはず?
4月から発売する自家製ジュースのラベルも作りました。とってもお粗末なものですが実は夜中まで掛かったんです。昨年はジュースがあっという間に売り切れてしまい皆様にご迷惑をお掛けしましたので今年は昨年より多めに作りました。早めにご予約いただきましたら本数確保いたします。みかんだけをただ絞ったみかんだけの味のジュースです。市販のジュースの様に濃縮還元してないのでおいしいです。
 45年の間働いてくれた蜜柑の樹を切りました。とてもおいしいみかんをならせてくれていたのですが、樹が大きくなりすぎて収穫に時間が掛かり過ぎるのと、「もうあかん」と力尽きて倒れかけた樹もあったりして新しい若木に植え直すことにしたのです。切られた蜜柑の木は最後に薪となって我が家の風呂を沸かし燃え尽きます。実にあっぱれ、見事なみかんの樹の生涯、私も見習いたいと思います。娘からウエディングドレス縫ってと頼まれました。何をしても間に合わない私。またまた心配です。でも一世一代の娘の晴れ姿の為にがんばらなくっちゃ。

いかに生きいかに老いなん鰯雲