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清家農園みかん山通信(91号)平成24年4月号

 昨日、お客様のご注文のみかんを郵便局に送りに行く途中、ダム湖の辺りの桜が満開でした。向かいの山々も山桜で所々ピンクに染まっています。家に帰れば山ほどの仕事が待ち受けているのですが、帰路「ちょっとだけよ」と車を降り、先ほどの桜の木の下に立ってみました。この木にとって今日が最も美しい日なのではと思いながら見上げると、現実が遥か彼方に遠のくような、不思議な気分になりました。今日は昨日と打って変わって春の嵐となりました。きっとあの桜は宙を舞い花吹雪となって散っていることでしょう。と思って今朝ジョギングを兼ねてひとっ走り桜の様子を見に行って来ました。枝の先こそ少し散っていましたがどっこい花は未だ健在でした。まだ数日は楽しめそうです。
ミャンマーのアウンサンスーチーさんが長い軟禁生活にもめげずに議会の補欠選挙に当選しました。彼女の前には想像を絶する困難が待ち受けていることでしょうが、敢えて困難に立ち向かう彼女の強さ賢さを尊敬します。平凡な日々を愚かしくドタバタと過ごしている私にとってただ仰ぎ見る人ではありますが、彼女はささやかな日常を暮らす凡人の女性に勇気を与えてくれる大切な存在です。
桜そして4月といえばピカピカの1年生、孫の明衣ちゃんも新しい制服、ランドセルも揃い歯抜けの顔に満面の笑みを浮かべて入学の日を待っています。けなげに6年間近く通った保育園を卒園し4月から放課後は小学校内の学童保育に通います。小学校は住まいのすぐ前で父親の仕事場のお隣なのでかなり安心です。妹の結衣ちゃんはいつも一緒だったお姉ちゃんが居なくなった保育園に通わなければいけません。「お友達がいるから大丈夫」と自分に言い聞かせている様子がこれ又健気で可愛い。
土日に孫に会いにお米とみかんを持って松山迄行って来たのですが、娘はだいぶ大きくなったお腹をさすりながら、「おかあさん(筆者)のお腹より大きくなったよ」と笑っていました。
家事育児に加え過酷な勤務で心身共に限界を超えた末に、産婦人科の専門医への道を断念し母親であることを優先した選択の結果は、孫達の笑顔が証明していました。
今、日本の母親の多くが仕事を持っています。母親が安心して働け、子供達が寂しい思いをせずに、豊かであたたかい人間関係の中で育まれる事ができる社会環境の整備と育児中の両親への職場の理解が極自然に得られる社会になる事を願っています。
六十路の両親と三十路の独身男性の暮らしはともすると殺風景な無味乾燥なものになり勝ちです。時々は息抜きも必要とこうして出かけて行くのですがこれも一時しのぎ。一日も早く我が家にも春が来て内孫の顔を見たいと切実に思います。今時は女性が男性を選ぶ時代ですから女性から選ばれるよう独身男性は心しなければなりません。と口を酸っぱくして叫んでもどこかの誰かさんは「うるさい」と言うばかり。鳥でさえ綺麗に身を飾り雌鳥の注意を惹こうと有らん限りの努力を惜しまないのですから、「増して人間をや!!!」と今日も詮なきつぶやきではあります。
有袋の清美とデコポンの収穫が始まりました。100%ジュース1リットルの家庭用720ml(贈答用に最適)も美味しく熟成できました。5〜6月のポメロはまだみかん山で完熟中です。毎月様々なみかんがございます。どうぞお楽しみに。

めいちゃんの歯抜け破顔や祝入学