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清家農園みかん山通信(90号)平成24年3月号恒例、青色申告の育成資産から大植物への移動に四苦八苦、数字とパソコンに翻弄され夢中になってみかんを食べ忘れた為か肩こりからか数年振りに風邪を引きました。ゲホゲホ咳をしつつああでもないこうでもないと数字をいじりまわしキーボードにしがみついています。内心、「明日こそ提出」と決心しているのですが、、、晴れて青色申告を終了した暁に、気持よくみかん山通信を書き始めようと思っていたのですが、世の中思い通りには行かないのが常。私の場合は回数が多過ぎる気もしますが。しかしあれもこれも取るに足らない贅沢な悩みなのかもしれません。こうして生きて、元気で、仕事をし生活を営むことが出来ているのですから。もうすぐ3月11日。生きたかった沢山の人々の命。人生が全く変わってしまった人々。残りの人生を日本の人々と共に在りたい、と日本永住を決めたドナルド・キーンさん。晩年になった時の私に出来るだろうかと何度も自分に問いかけてみました。彼は示しました。人にはそれぞれ出来ることがあるのだと。私に出来る事は矢張り「みかん」です。早く青色を提出してみかんの荷作りをし東北の皆さんに送って、我が家の柑橘を食べて元気を出して貰いましょう。 孫の知ちゃんから貰った絵手紙にも早く返事を書きたいのです。単身赴任の父さんの大きな胸にすっぽりと抱かれ「4にんかぞく」と書かれた絵と母さんが一生懸命ご飯を作っている絵を見ると涙がこぼれます。父さんの分も頑張って仕事と育児に奮闘している母さんの大変さ、たまにしか帰ってこない父さんを待つ知ちゃんと兄ちゃんの寂しさ、家族と遠く離れ侘しい1DK 暮らしの父さん(長男)。切ない「4にんかぞく」です。救いはすぐ近所に住む母さんの実家であり職場でもある三角餅(みかどもち)「藤坂屋」本店の、知ちゃんの母さんの母さん。働き者で綺麗でおばあちゃんと呼ぶには若すぎるけど知ちゃんと兄ちゃんにはかけがえのないとっても優しいおばあちゃん。私にとっても親友のような何でも話し合えるお母さん(嫁の)の存在に深く感謝しています。感謝といえば娘の夫のお母さんにも頭が下がります。躾も行き届いていないあの娘に何一つ言わずやさしく見守り助けて下さるお母様。娘曰く「お姑さんは天使の心を持って生まれてきたのよ」 娘よ天使に甘えるばかりではいけませんぞ。産婦人科の激務に疲れ果て骨と皮になってついに力尽き、週1回昼間の診察勤務と婚家の介護施設勤務になった途端に3人目を授かりました。今は皆で赤ちゃん誕生を楽しみにしています。中東の紛争、アフリカの旱魃、TPP、消費税の値上げ、円高と気になりますが気が付くと近況報告、身の丈ということでしょうか。 3月は はるみ、ハルカ せとかと沢山の種類の柑橘が美味しい時期です。色々味わってみてください。ジュースもいっぱい搾りました。そろそろ熟成されて美味しくなる頃です。ご予約承っております。4月は清美タンゴールとデコポンが山で待機しています。 菜の花の沖に希望の光かな |