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清家農園みかん山通信(144号)令和3年3月号

庭の一番端に隣り合っている杏とさくらんぼの木に仲良く花が咲き、うぐいすの初鳴きが聞こえてきました。野菜畑の菜の花は盛りを過ぎ、そろそろ夏野菜の植え付け準備の催促顔をしています。みかん山も下草が嬉しそうに青々と生え揃ってきました。除草剤を使わない清家農園にとって、草との競争が始まる覚悟を迫られる3月は、とても忙しい月です。まず雑柑(冬の温州みかん以外を、みかん農家が指す柑橘の総称)の収穫。せとかやハルカ、デコポンなど(我が家はすべての雑柑に袋をかけて樹上完熟させるので普通栽培の農家より収穫が1ヶ月ほど遅いのです。)収穫後せとかなどは、倉庫で袋から取り出し軸を短く切り直す作業をします。みかん山の仕事は杉垣の整備 みかんの木の剪定 春草の管理 有機肥料撒き、苗木の植え付けetc きりが有りません。次男がお手伝いの人を連れて農作業に当たります。遅ればせながら世代交代を進めているので夫の善一はみかん山には現在殆ど行っていません。山へ行くとあれこれ目について、つい小言が言いたくなるからだそうです。
その昔、夫は30歳になるかならないかで農協をやめ、変わり者と言われながら減農薬に取り組み、埼玉まで年に6回、往復2000キロをトラックで走り販売してきた朝星夜星の働き詰め人間だったので、今時のワークライフバランスに則ったゆったりした働き方の次男は物足りないのです。酷な言い方で怒られそうですが、時代遅れのワーカホリック(働き中毒)の頑固爺さんなのかもしれません。
と言う訳で我が家は四十数年来、産直農家一筋で、埼玉への配達の他、電話やホームページからのお客様や宇和島市のふるさと納税のお客様などにご利用いただいています。お陰様で収穫した柑橘を発送する仕事がほとんど毎日あります。夫はみかんの出来不出来に独り文句を言いながら倉庫で辛抱強く選果や箱詰めの作業をしています。
私の役目はオフィスバアバで営業とパソコン仕事に明け暮れています。合理性のかけらもない脳の持ち主なのに、Web係とは我ながら気が引けますし、事務能力がイマイチなので失敗とミスばかり繰り返し、お客様にご迷惑を掛けては謝ってばかりです。その代りおしゃべりは得意中の得意なので営業係としては向いているのではと勝手に思っています。時々夫に喋りすぎと注意をされますけど。               
 コロナ禍が収まりそうでなかなかしぶとく居座り、都会の方々はコロナ疲れになっています。田舎暮らしの私共でさえ「いつまで続くぬかるみぞ」の心境になりつつあります。期待のワクチンもまだまだ待たなければならない現状ですが、多分あと一踏ん張りで出口が見えそうな所まで来ているのではと思うのは楽天的すぎるでしょうか?長いトンネルで出口の光が見えた時は嬉しいものです。(実は吉田町から隣の町に行くには11ものトンネルを抜けなければなりません)踏ん張って頑張っている皆様、我慢に我慢を重ねている皆様、どうぞ希望を失わずにいてください。一日も早くトンネルの出口の光が見えますように心から願っています。4月のみかんは 清見タンゴール デコポン みかんジュースです

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